ドラへ
わんぱく息子、ドラへ
我が家は三人娘。
だからひとり、男の子をと、
生まれて3ヶ月のあなたを
飼うことにした。
いたずら好きなあなたは、
我が家をにぎやかに
してくれたね。
おこられるとわかってて、
娘たちの筆箱を
そーっとくわえて
どこかへはこんだり、
こっちをキョロキョロみながら、
ポーチをガサガサ。
コラー!って言うと、
くわえたまますたこら
逃げていったり。
あなたがうちに来て、
もう12年くらいたつんだね。
娘たちが小学校の頃、
おとうさんもわたしも仕事してたとき。
だーれもいない家に娘が帰るのが
さびしいんじゃないかって心配だった。
娘たちをいつも、
「おかえり」って、
あなたが迎えてくれてた。
娘たちの成長を見守ってくれた。
そんな娘の一人が、およめに行ったね。
そして、かわいい男の子を産んだね。
その子の名前は、「そら」。
だからついつい
わたしは、「ドラ」を「そら」って呼んじゃったり、
「そら」を「ドラ」って呼んじゃったりするね。
おかしいね。
そらがお昼寝していると、
あなたはそばにちょこんと座って、
寝顔をのぞきこんだり、
人が近づくと、この子にさわるなって、
吠えて守ってくれる。
そらのほうも、
あなたをトリミングに預けようとすると、
ドラをわたすなって、大泣きしたりする。
すっかり二人は兄弟みたいだね。
わたしの携帯の待ち受け画面は、
そらとドラです。
いつでもどこでも、
わんぱくな男の子二人を見てる。
そら、
あ、まちがえちゃった、
ドラ。
いつもありがとう。
これからも家族を和やかにしてください。
主婦
羽田和子